Ryusou.dev

久々の登山で疲れた。自然に触れられて良かった。たまには何もしない環境に自分を持っていくのは良い(たまにではないような気がするが......)

「残月記」小田 雅久仁
月の表裏から連想し、物事の表裏を描いた短編集。3部作中の2部作まで読んだ。
自分の想像力が及ばないことを自覚した。
文章から情景をイメージすることができるのだが、果たしてこの自分の想像はこの作者が描いている世界を想像できているのだろうか？という気持ちになる。
日常生活から一気にSFに吸い込まれていく感じがたまらない。自分の日常にも「裏」があるのではないかと気づかされる。日常が当たり前ではないのだと言うのを自覚できる作品。