「表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬」を読んだ
2026/05/29 23:54
先日に引き続き、オードリー若林さんの「表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬」を読んだ。
本日は最後まで読んだので感想を書きたいと思います。
モンゴル編とアイルランド編の内容は、キューバに比べてあまり頭に残らなかったというのが正直なところです。
これはおそらく温度感ももしかしたら差があったのかも知れませんが、若林さんの中でキューバに行った時に日本との違いと共通点やこの社会の息苦しさの理由の多くが明確になったからなような気がします。あくまで私の主観ですが。
ただその中でも特にモンゴルの遊牧民族ならではの暮らしをまじまじとした文章で読めたのはとても面白く、一方でちょいちょい旅の中でも現代的なストレスを抱えているのが若林さんらしくて、とても人間らしい文章だと思いました。
最後の結びで、現代的な新自由主義の競争から抜け出すためのヒントとして、血の通った関係というのをキューバの旅行から若林さんが語っていましたが、その関係は現実の中だけではなく本の中(この文章もその中の一つのように感じた)や歴史上の人物の中などどこにでもいるというメッセージがあって救われたような感じがしました。
結局この競争というか世間の圧から抜け出すには、自分の中でのそういった関係ないしは熱中するものを見つけることが必要そうで、正直この疲れてしまうような感覚に文章を読んでいても感じてしまったシーンもあったのですが、別にその関係は特別な仕事や関係の中で無理に生み出す必要もないし、もしかしたらそれはとても身近な人かも知れないとも思いました。
そんか関係やその時々で熱中するものを見つけては飽きて、そして世間に晒されて、そしてまた熱中するものを見つけて、なんか苦しいような楽しいようなわからない感覚になりますが、それが人生のような気がしました。
なので楽しく生きるために少しの熱中や出来事、関係みたいなものを大事に時には取捨選択して、拾っていきたいなと思う次第です。
自分がやり切るのが苦手だったり、熱しやすく冷めやすいことはやや30年も生きていると分かってしまった気もするので、そこで焦燥感をすごい感じてしまったのですが、そこで世間を見るのではなく次の熱中を拾っていく。
そうやって生きていきたいなと思いました。