りゅーそう
元高校地歴科教員。現在microCMSでエンジニアをしています。
Saitama.jsというLT会を運営中です。
発言はすべて個人の意見です。
books
2020/09/29
2022/01/23
最近ブログ記事を書いていて、全然筆が進まない....。果たして自分の書いている記事に価値はあるのかと考えることが多々あります。
そこで、自分の文章を見直すために「新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング」を読んでみました。
結論からいうと、
などなどライティングの参考になる本でした。そして私は「文章をどんどん世に出していきたい」と思えるようになりました。
こちらの本になります。
Amazon | 新しい文章力の教科書
執筆したのは、月3000本もの記事を配信するニュースサイト「ナタリー」の初代編集者である唐木元さんです。
自身の経験やナタリーでのメソッドをもとに「文章力」とは何かについて解説しています。
私が「新しい文章力の教科書」を読んで、もっとも印象に残ったフレーズです。
ナタリーが扱う芸能情報などのジャンルでは、他の記事のプレスリリースになってしまうことも多いそうです。何が記事をオリジナリティがあり、良いものにしていくのでしょうか。
良い文章=完読される文章のことであり、完読される文章とは「主眼(=テーマ)と骨子(=記事の要素)が整理され、組み立てられている文章であると著者は述べています。
このように文章を整理することをプラモデルに例えて、「プラモ化」といいます。
「何を伝えたいのか?書きたいのか?」(=主眼)を設定し、記事の内容を挙げ、伝える順番、重要度など要素ごとに整理していきます。
これらの作業をナタリーでは必ず文章を書く前に、「構造シート」というものを使い整理していくそうです。
ナタリーでは文章を書くのと同様に、読み返すことも重要視します。推敲のポイントは多岐に渡ります。
これらは一部ですが、書いた文章を読み返すということを丁寧に行っているそうです。
私のように技術ライティングをしている人は悩みがつきません。主に技術・知識不足による問題ですが、
「この技術を解説している人は他にもすでにいて、自分の記事なんて役に立たない....。」「かと言って実務経験もないし、高度な技術や設計について書くことも出来ない....。」
という風に陥ってしまいがちです。
「新しい文章力の教室」から学べることは、記事をオリジナルたらしめるために、
特に「誰に」「何を」ということを考えながら、技術記事で伝えたいことは何か?記事を書く際には自問自答することが大切です。文章を書く「前後」に良い文章を書くヒントが隠されていることを「新しい文章力の教室」は教えてくれました。
これからは少しずつ意識して文章を書いていこうと思います。
P.S. この文章も少し「新しい文章力の教室」の内容を意識してみましたが、まだまだ修行が必要そうです...。