大井川に一人旅をした | りゅーそうブログ
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大井川に一人旅をした

column

2022/04/03

2022/04/06

一人旅の記録をしてみます。

今回は少しなんか良さそうなスポットだけど、パートナーとかで旅行するとなるとまず選択肢には上がらないだろうなという場所に行ってみました。
好きな場所を選べるのは一人旅の醍醐味です。

一人旅のBGMは今回はスピッツが多めでした。
スピッツの「僕はきっと旅に出る」という曲が大好きで、一人旅で感傷に浸りたい時はこの曲をプレイリストに入れます。
主に電車移動中に曲を聞いて歩いている時はその場の音を楽しむようにしています。

予定の新幹線から2本ほど時間が遅れて、静岡に向かいます。

一つ目の目的地は静岡は島田市の蓬莱橋。
富士山が橋から綺麗に見えるそうです。あいにく遠目の空は曇りがかっておりみることはできませんでした。
富士山とはいつも相性が悪くまともに見れた記憶があまりないです。

観光客はまばら。落ち着いた雰囲気の良い場所でした。
わざわざ観光地に選ぶほどの場所ではないと思います。木造の橋の長さとしてギネス記録にも掲載されているそう。

渡るときは多少の恐怖を感じながらも、天気はよく眺望は富士山がなくとも綺麗でした。
人の温もりと歴史を感じる建築物が好きです。





橋を渡った後は島田のお茶をいただきます。
静岡を旅しているとどこでも「ゆるキャン」があります。ここも聖地とされている場所だそうです。
アニメ勢だったので知りませんでした。ポストカードを売っていたので買ってしまいました。
これ以降はBGMはゆるキャンのサウンドトラックになりました。
静岡の落ち着いた雰囲気に合っていて良かったです。



JR線に再び乗り、金谷駅を目指します。大井川鐵道に乗り換えます。
一時間半はこないとのことだったので隣の新金谷まで歩いてみることにします。

駅舎のエモーショナルな感じがとても素敵でした。
人がいるのかいないのかわからない感じがとても好きです。



隣町の新金谷駅までの道のり
一人旅をしている時の夕日の色は普段と違って見えます。
この夕日の色が自分は大好きです。



新金谷駅

SLをみることができます。歴史を感じられてとても良いですね。
SLの黒と青空が良く合います。



飲みかけの後に写真を撮るところがダメですね。
最近甘い飲み物が好きで自分でもよくないなと思っています。




今回の旅の目的地家山に行きます。
ボロボロの車両が駅に残されているのが、時代の流れを感じますね。



そこから歩いて一時間ほど(私は走って30分)、みずめ桜をみに行きました。
多少の山道になるので歩いて行くのはおすすめしません。


樹齢300年といわれる桜だそうです。
自分の年齢の10倍以上に感動を覚えます。
アクセスが悪いにもかかわらず、観光客もそこそこいました。



この桜も素晴らしいのですが、周りに茶畑がありその緑がこの桜をより引き立てています。
自分はこの桜のようにはなれないので、茶畑に自分を重ねてしまいました。
より濃い緑を出したいと思わされました。

旅はここで終了。帰りは汗と後日筋肉痛で辛かったです。
旅程に温泉を入れる余裕が欲しかったですね。(始発で出発できていれば....)


旅のお供の一冊:「赤と青とエスキース」青山美智子 著

旅行中に読み終えました。ちょうど良い分量でした。
一つの女性の「エスキース」を題材とした物語。エスキースとは絵を描くときの下書き、大枠のようなことで、一般的には未完成のものを指します。

その絵をバックに物語が進んでいくのですが、その絵にこめられた思いなどをそれぞれの登場人物が感じとっていく様がとても素敵だと思いました。
今後、絵を見るときの自分の気持ちも変えてくれるような心温まる話でした。

物語に出てくる「茜」という女性の実家が静岡というエピソードが物語の最後に出てきて、一人で感動していました。